【Note】CASHとPayDayの恐ろしいほどに仕組まれたビジネスモデルとユーザー体験
はじめに
つい先日CASHというアプリについての記事を書きました。
以下参照:
これと同時期にリリース予告がされたPayDayの影がなんやら薄くなってきているきがしてなりません。
そこで、もう一度考察するために、今回はCASHに注目が集まってPayDayの影が薄まったキッカケと、その意図を考察してみます。
PayDayとは?
毎日をお給料日に!というキャッチコピーとともに突如現れた謎の魅惑のアプリ。
自分がやりたいことや、ほしいものに対しての予算がない時に、自らの給料の前借りをする仕組みとなっています。
いわゆる、先に受け取って、あとで支払うという一見不可思議な構造となっています。
会社のお給料日と平均月収を入力するだけで1日に受け取り可能なお給料が自動計算され、その枠内から1日毎に引き出せる仕組みとなっています。
公式サイトPayDayによると、最大3回まで先に受け取ることが出来て、会社のお給料日後にいわゆる前借りした給料を支払うという仕組みだそうです。
このあたりからなにやら怪しい匂いがしてきました。
CASHやべー!PayDay?なにそれ?
現状CASHの記事はたくさん上がってきていますが、PayDayに関する記事があまりありません。
というのもまだこのアプリリリース前であり、実際に使うことが出来ないから、というのも要因の1つとして考えられます。
それに引き換えCASHは1日で凄まじい記録を残し、サービスが一時停止(再開目処が立っていない*2017年6月30日現在)という状況にまでなっています。
つまりCASHの一人勝ちのように見えつつも、実はPayDayはまだリリースされていないため、現金を受け取る体験が出来るアプリという土俵での公平にジャッジが出来ない状態です。
ここで驚きなのが、先程記載したCASH、実はPayDayと同じ企業が開発しているということがなによりの驚きです。
BANKという企業が開発しているこの2つのアプリ・・・謎は益々深まるばかりです。
CASHとPayDayの密接な関係
CASHの考察記事を書きましたが、そこから見えてくる問題でしたり、課題を解決するのにこのPayDay、実はすごい密接に関係しているのではないだろうか?という仮説が立てられます。
CASHはいわゆる買い取りサービス。それに対してPayDayは金融サービス。この2つを運営することにより、とあるマジックが起こります。
ユーザー体験的には両者とも同様に現金が手元に来る。というユーザー体験です。
しかし、企業側がペイされるのはモノor現金という違ったペイの方法が生まれます。
では、なぜCASHが先行リリースされたにも関わらず、PayDayは後攻であり、尚且つ予告はされるという謎の事態に陥っているのでしょうか。
勘の鋭い方は薄々気づいていらっしゃるかもしれませんが、BANKは先にモノを集めています、そして現金を対価としてユーザーに支払っています。
この現金を手に入れられるという体験をしたユーザーは快感を感じます。しかし、直にCASHするモノが枯渇していきます。
そうすると、現金が手元にある程度出来ると「もう少し・・・」という心理が働きます。そこで登場するのがPayDayです。
「給料の前借りならいいよね」という考えが働く方は少なくはないと考えられます。そうするとどうでしょう。
1ヶ月と1日後には手数料が発生して、BANK側に利益が入ります。その利益でCASH再始動!!というマジックが起こると僕は考えております。
あくまで仮説であり、僕だったらこうするというだけの事なので、参考になるかどうかわかりません。
ただ、この時期になぜ2つ?そして、1つはリリース済み、もう1方はリリース予告のみ。しかも、お金が手に入るためのハードルがモノの対価として現金を受け取るという方が、給料の前借りという表現より低いです。
果たして・・・。
さいごに
ここまで述べてきた見解はあくまで僕の仮説であり、そうやればキャッシュフローが生まれるのではないだろうか?と思っただけのことです。
また、実際にCASHのバズり具合とバズる原因、そしてPayDayという名の切り札が待機していることを加味した上での考察になります。
好都合なことに現在PayDayの影が少し薄れています。その要因としてやはり、CASHのバズり具合で曇ってしまったというのは事実ですが、逆にBANKからすれば好都合ですよね。
こちらもあくまで仮説ですが!こうするとなかなか面白いキャッシュフローが生まれるなと感じました。
僕だったらこうするなー笑